日本時間;2022年7月23日~24日7:00~11:30
私たちのクラブが所属しているアメリカ連盟での隔年に開催される大会が、今回はコロナ禍の為にバーチャルで開催され、19か国からの参加者は6か国語での同時通訳を通じてオンラインで参加しました。
基調講演は、最年少の17歳でノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイさんです。 森田和子SIA会長と、ステファニー・スミスSIA会長エレクトからの質問に答える形式でノーベル賞受賞の知らせを先生から知らされた時の話から、父親と共同創設した「マララ基金」を通じて教育活動家として世界各地を巡り、大学卒業後の昨年結婚された話まで多岐にわたって話してくださいました。
教育を受ける機会を失わざるをえなかった少女たちが自分の望む未来を作るためには、教育が重要で、教育の未来について考えるときに女子も置き去りにしないことを確認していきたいと。また、父親と共同創設した「マララ基金」の研究では2020年からのコロナ禍の影響で2000万人の少女が教育を受けられないという危機にあると報告されているとのこと。無関心でいると問題は何も変わらない、必要な資源や教育を提供する誰もがチェンジメーカーになると話されました。 また、世界銀行とマララ基金との共同調査では、全ての女児が安全で質の高い無償の教育を受けた場合、女児へのメリットだけではなく、社会的にも経済的にもメリットがあるという報告が出されたそうです。全ての少女が、安全で質の高い無償の教育を受けられる世界を目指していると話すマララさんと、教育こそが男女平等のキーであると考えるソロプチミストの活動に力を得た想いでした。 二日目には、SIAの規約改正についての業務会合がありました。 ステファニー・スミスSIA会長エレクトが議長になり、規則改正案の討議に入りました。 動議が出されセコンドされての再討議など、オンラインでの討議、投票は初体験でしたが、 討議の進め方などに学ぶところが多くありました。
二日間に亘るバーチャルSIA隔年大会でしたが、これからのソロプチミスト活動の指針を得た有意義な大会でした。
会長 筌場よしえ